昔から、子は鎹(かすがい)と言いますね。
鎹(かすがい)とは
金属製で先がコの字型に尖った釘のようなもので、木材の両端を繋ぎ合わせ、固定する為に、それぞれの先を打ちこんで、離れないようにする為に用いられる金具ですね。
ちょっとした家具とか建具などによく見かけるアレです。
ステープラーの針の太いヤツみたいな感じです。
夫婦は喧嘩して、仮に別れたいと思っても、子供の存在が、かすがいの如く、両方にしっかりとくいこんでいる為に、やはり離れることは出来なくなる。
子供の存在の大きさを感じる諺(ことわざ)です。
我が家にはもう、そんな子供はいないので、なんでも夫婦だけの対話、夫婦だけの問題になりがちです。
どちらかの機嫌が悪い時には、悪い空気の流れをなんとか変えたくても、なかなか一対一ではうまくいきません。
そこで登場するのがインコたちの話題です。
かわいい言葉を喋ったことや、面白い行動のことなどを話し始めると、自然と笑顔になります。
小さくて、何の打算も嘘もない正直な生き物。
だけどどうやら、私達を頼り切って生きています。
いつも肩に乗り、頭に乗りながら様子をうかがっています。
もし、私と夫がケンカをしたらインコたちも大騒ぎするでしょう。
この子たちが居なかったら、きっと難しいこともあっただろう。
話題がなくて、沈黙が増えていただろう。
インコは、やっぱりコンパニオンアニマル。
大切な、かすがい なのです。
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