インコ専門店で、お決まりの誓約書にサインをし、ケースに入れたQちゃんを眺めていたとき、なにか、背中を蠢く黒いものがありました。
「ん?」
ショップにいたときは、ケースの底に、練習用のシード(種、殻付きの餌)が撒いてあったので、てっきり、シードの殻かと思いました。
今まで、小鳥にムシがついているところなんて見た事がなかったので、(犬や猫も飼った事がなく、ノミなども見たことがありません)
目の前で動いているものが、一体なんなのか?
想像がつかなかったのです。
でも、どうやら
ムシのようです。
必死に背中をかき分けて数匹捕獲しました。
その後は見かけなかったので、たまたまついていた(!)と自分に言い聞かせました。
が、しかし、お迎え後5日ほど経った日の朝、その日は、小鳥の病院での健康診断を予定していました。
また見つけてしまいました。
「おとーさん!大変!
Qちゃんにムシがいる!!」
夫に、その生き物を見せ、すぐにネットで検索しました。
正体は、『羽毛ダニ』
とか、『羽毛シラミ』
と書いてありました。
小鳥の羽毛に寄生し、羽毛の栄養を食べる?のだそうで、救いなのは、皮膚に寄生したり、吸血するものではない、という事でした。
だから、鳥自身は、痛くも痒くもないのだとか。
命に関わるような事ではないと書いてありました。
ただ増えると、羽の栄養をとられてしまうので、ボロボロの羽になったり、身体全体に艶が無くなったりするそうです。
私はムシというムシが大嫌いです。
もう半泣きでしたが、可愛いQちゃんのためです。
セロハンテープを使って、その生き物をペッタンペッタンと捕獲しました。
(病院で見せる為です。)
元々、健康診断を終えるまではQちゃんをPちゃんに近づけないようにしていたので(別々に放鳥していました)Pちゃんにうつっている可能性は低いと思いました。
まさかムシとは。
お腹のムシが、もしいたら…と心配しての措置だったのですが、まあ、いずれにしても、近づけないでいて正解でした。
あのインコ専門店でも結局のところ、Qちゃんがこの状態ならば、親鳥か、仲間か、きょうだいは罹患しているということです。
何だかガッカリするやら、腹立たしいやら。
件の専門店では、万が一、持ち帰り後当日(3日程度猶予があったかも知れません)健康診断に行き、『生命に関わるような病気が見つかった場合』生体を返す事が出来ます。
でも、気に入ってお迎えした子です。
そんな事出来るものなのかな?
私達は、購入した日が日曜日だった事、病院とショップがかなり遠距離だったこともあり、直後の健康診断は予定していませんでした。
それに、生命に関わるような病気を持っていたとしたら、ヒナでもきっと少食だったり、見るからに虚弱なのでは?と思います。
よく考えると、誓約書のサインと、ショップ規約を伺うのは、なかなかシビアな選択を迫られるシーンです。
そして私たちは
QちゃんとPちゃんを連れて(Pちゃんは定期健康診断)
また車で1時間かけ、小鳥の病院を訪れました。
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