Pちゃんは、普段は殆ど噛みません。
産卵、抱卵など、発情がらみの時を除けば、穏やかで優しい子です。
頬をつつく時も、ツンツンと優しい心地良い感触です。
私が、カキカキに失敗したときはガブっときますが、それは仕方ありません。
Qちゃんは、基本的に噛みます。
幼い時は全く噛まず、掴まれる事も平気でした。
差し餌も掴んで与えていたし、投薬も左手の三本の指で掴んで楽に出来ていました。
それが、手を怖がるようになったのは、病院に通い始めて、二度目の受診の後からです。
一度目は、いつもの主治医さんでした。
そのとき、新人の助手の先生が補助に付いておられました。
皮膚から羽を抜く、(ムシの検査の為です。)という荒業を施したにもかかわらず、Qちゃんはまだ大丈夫でした。
一週間後は、残念ながら、助手の先生しかいませんでした。
羽を抜く時は、主治医先生の時も、助手先生の時も、飼い主は処置室から出されます。
明らかに、主治医先生の時より、時間がかかりました。
助手先生、苦戦したのでしょうか。
処置室で再会したQちゃん、なんだかビクビクしていたのを覚えています。
主治医先生は、小鳥の名前を呼びながら優しく手早く処置をされるのですが、新人の助手先生は、なんだか、こわごわ(仕方ないですが)なので、緊張が小鳥にも伝わるのかも知れませんね。
それでも、こちらとしては、藁をも掴む気持ちで、すがるような思いで、遠方であっても、小鳥を連れて行くのです。
ムシについてはその時ももう居なかったようでしたが、助手先生は、自分だけで判断出来ないから、主治医先生が居る日にもう一度来るようにと言われました(自信ないんかい?と思いましたが)
Pちゃんも居るので、移る危険性を思えば、慎重な診断は有り難いです。
だから、診察回数については文句はありません。
しかし、です。
その夜は、Qちゃんは、初めてオカメパニックを経験し、手を怖がる子に、なってしまいました。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、よっぽど、怖かったし痛かったのだろうと思いました。
小さい動物は、一度こわい思いをすると、警戒心が強くなると聞きます。
Qちゃんは、まさしくそうでした。
手を出すと噛む。
反射的に。
こわくないんだよ、痛い事はしないよ、と、徐々に徐々に、慣れさせるしかありませんでした。
幸いPちゃんが、手が好きな子なので、Pちゃんが心地よくしている様子をQちゃんに見せるようにしているうちに、手に乗ったり、カキカキもさせるようになりました。
それでも、スイッチが入ると、ガブっときます。
油断出来ません。
彼には理由があるし、なんとか時間をかけて、不安を取り除いてあげるしかないと思います。
噛み付き対策も講じながらも、やはり事象には、原因と理由があるんだなと感じています。
Qちゃんがいつか噛まなくなるように…
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