ペットショップで、いろいろなインコちゃんを見ましたが、やはり、私は、昔うちにいた子と同じ色の子に目がいきました。
ルチノー種という、ひよこ色(薄い黄色)の身体に、ほっぺがオレンジのタイプです。
そしてPちゃんは、まだ生後2ヶ月の雛鳥でした。
指を差し出すと、たどたどしいながらも、ひょいと乗ってきます。
温かい足。
生命の温もりを感じる瞬間です。
『まだ、ひとりでご飯を食べられるようになったばかりでお譲りするのは、心配なんですが…』と、店員さんは言いました。
オカメインコは甘えん坊で、なかなかひとり立ちしないのだそう。
(親から、つまり人間の手から与えてもらいたがるみたいです。)
上手に食べられない時は、弱って命を落としてしまう、とかストレスに弱いとか、今まで私が知らなかったオカメインコの性質について説明を聞きました。
そして、毎朝体重を量る事。
もし、減っていくようなら一度連れてきてください。
とのこと。
なるほどなるほど。
ペットを飼うということは、本当に大変なんだなーと実感しました。
そして、ケージを選び、餌(ペレットというタイプのドッグフードみたいな粒です。)、ビタミン剤、乳酸菌粉末、ペットシーツを購入。
(全部で3万円ぐらい)
最後に、誓約書(こんなものが必要なくらい、最近では、動物虐待や、無責任な飼主が増えているそうです。)にサイン。
内容は、最後まで責任を持って飼育する、というものでした。
そして、いよいよ、かわいいPちゃんと帰ろうか、というとき。
『あ、健康診断を受けられた方がいいですよ。』
と、店員さん。
『え?(誰の?)』
『インコちゃんです。
病気になりやすいですから。』
『普通の動物病院で?』
と私。
『いえ。
専門病院があります。
ただ、このあたりには無くて、N市(車で1時間ぐらいの場所)まで行ってもらうことになりますけどね。』
『連れて行った方がいいんでしょうか?』
『まぁ…
それぞれ、飼い主さんの判断です。
でも、ショップの帰りにそのまま病院に行く、というかたもいらっしゃいますね。』
その日は、日曜日だったので、そして何より、新しい小さい家族を連れて帰る事で精一杯だった私たちは、とにかく、その病院の名称だけを聞き、家路を急ぎました。
小鳥の病院なんて、初めて聞いた私たちでした。
そして、ちょっと遠いしどうしたものかな〜と夫と話ていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿