そうでした。
大事な事を忘れていました。
ペットショップの店員さんから、あと2つ、注意されたことがあります。
まず、雛はとても寒がりで
気温の変化に弱いこと。
冷房の風が(確か8月頃でした。)直接あたらないようにしてあげること。
冬場は、暖房器具を入れてあげること。
1年を通して、25〜28度ぐらいになるように調整してあげること。
そして、オカメパニックです。
オカメインコの、他のインコとは違う特徴として、『超ビビリ』だということがあります。
大きな物音、光、風、カーテンの揺れ、振動などなど、原因はたくさんあり、各個体によっても、生育環境によっても、そのスイッチは様々なようです。
しかし、そのスイッチが入るや、オカメインコは、もう、この世の終わりかと言うほど興奮し、パニックに陥り、前後不覚になり、そこら中を飛び回るのです。
それが、壁などの障害物のない広いスペースで起きたなら、そう大きな問題ではないのかも知れません。
しかし、たいていは、金属のケージの中で起きてしまうのです。
そうなると、興奮がおさまるまでにケージで体をぶつけ続けて、大けがをしてしまうこともあるのです。
想像しただけでも、血の気が引く思いです。
大切なPちゃんに、ケガをさせたら大変だと、本当に、この頃は神経質になりました。
本を買って勉強したり、ネットで小鳥飼育のサイトやブログを読み漁りました。
そして約2ヶ月。
Pちゃんは順調に育ち、私たち夫婦にもすっかり馴れた頃でした。
休日の早朝に、結構大きな地震がありました。
その日は、たまたま私が実家に泊まっていたので朝まで夫だけだったのです。
夫はそのとき、何か物音を感じたけれど、すぐに地震も、その物音もおさまったからとあまり気にしなかったそうです。
私は朝のうちに実家から戻りました。(Pちゃんを起こす為です。)
そしていつものように、ご飯とお水を交換しようと、Pちゃんのケージを開けたとき、きゃー!と声をあげてしまいました。
長い羽が2本程、ケージの底に落ちていて、血がついています。
ケージの底には、点々と出血の痕跡がありました。
そして、Pちゃん。
Pちゃんの右側の翼に血がついていました。(その時点ではすでに止血していました。)
もう私は半泣きでした。
『Pちゃん、痛かったね、痛かったね〜。
かわいそうに。
大丈夫?!
ごめんね、ごめんね。』
よく見ると、Pちゃんは、大けがの割には元気そうで、特に弱った風ではありませんでした。
(ぐったりしていたら大変です。すぐ病院です。)
状況から見て、Pちゃんは、地震の揺れに驚いてパニックを起こし、狭いケージの中を飛びまわろうとした結果、翼をケージの柵に挟んでしまい、身動きがとれなくなった事で、またさらにパニックを起こしてしまったのだと推察されました。
そして、その日は日曜日だった事もあり、様子を見ることにしました。
(小鳥の病院は休診)
たとえ、動物病院であっても
その殆どが、犬や猫を対象としています。
小鳥や小動物などの、エキゾチックアニマルと言われる動物を診る事ができる獣医さんがいる病院は、稀少なのです。
かわいそうで心配で、夫と二人で胸を痛めましたが、当のPちゃんは、ご飯もいつもどおり食べて、私たちの姿を見ると、いつものように手や肩にのり、とっても元気でした。
血の跡が痛々しいけれど、とにかく元気で良かった。
Pちゃん。
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